以前、iPhoneのSafariに拡張機能をつけられることを紹介しました。
https://key-maga.net/20230304/
僕も色々なアプリを試して、Safariをより使いやすくする方法を検討しましたが、拡張機能の中でも「Svadilfari」は圧倒的でした。ただジェスチャー操作がサファリでできるようになるだけと言えば、それまでなのですがめちゃくちゃブラウジングが効率的にできるようになりました。これはすごい…
ということでこの感動体験を共有して、皆さんにもSafariでの快適なブラウジングを楽しんでいただくために今回はSvadilfariについて解説していこうと思います。
[ad]
Safariでジェスチャー操作ができるようになるのが「Svadilfari」の特徴
今回紹介する「Svadilfari」はiPhoneのブラウザSafariにジェスチャー操作機能を追加するアプリです。え?ただそれだけって?ええ、それだけです。ただこれが想像以上に便利なのです。
Svadilfari
Kashiwa Shun無料posted withアプリーチ
ジェスチャー操作とは…
そもそもジェスチャー操作って何?という人のために軽く説明をします。
ジェスチャー操作はあらかじめ設定しておいたアクションをiPhoneの画面をなぞるだけで実行できるようにする操作方法です。
例えば画面を「↓→」と一筆でなぞった時に画面のタブが切り替わるなど…
いちいちブラウザの画面に表示されている操作ボタンを押すことなく、ブラウジングができるようになるのが何よりの魅力です。
ジェスチャー操作ができると何がいいの?
ジェスチャー操作ができると格段に操作スピードが速くなります。というのも、基本的にSafariを使っている時に画面をいちいちタップして操作していると思いますが、ジェスチャー操作ができれば画面を読み進めながら思い立った時に画面をなぞるだけでありとあらゆる操作ができるようになります。
そうすることで効率的にブラウジングを楽しむことができるようになるというわけです。
設定できるジェスチャーは自分でカスタマイズ可能
さらにSvadilfariの嬉しいポイントは、ただジェスチャーを設定できるだけじゃなく、自分が好きなジェスチャーで好きなアクションを設定できることです。
プリセットでも十分に便利
もともとアプリに登録されているプリセット(ジェスチャー+アクション)でも十分に使いやすいです。ページを「戻す/進む」、タブの切り替えなどブラウジングをよりしやすくする機能が多く搭載されています。
カスタマイズでより便利に
しかし、先述の通り、このアプリの便利なところは豊富なカスタマイズにあります。というのも、プリセットに登録されている物に限らず、ジェスチャーを自分で登録することができるのです。
例えば、同じようなアプリでも「このジェスチャーで画面の切り替えとか意味わからん。」と思う方もいるかと思います。ジェスチャーは基本直感的に操作することに意味があります。
一度考えてジェスチャーを入力する。というよりも、なにも考えず自然に指を動かしたら操作が実行されたという感覚の操作感が求められるものなのです。
そうした意味でもジェスチャーを自由に描けるというのはユーザーにとってかなり嬉しいポイント。
さらにはプリセットのアクション以外のアクションも用意されており、「リロード(更新)」「URLをコピー」などを自由に設定することも可能です。自分の好きな組み合わせでジェスチャーとアクションを設定できます。
JavaScriptが書けるとプリセット以外のアクションの追加もできる
専門的な話になりますが、JavaScriptでアクションを自分で作ることができるのもSvadilfariが愛されている理由です。いくらプリセット以外にもさまざまな操作があるとはいえ、人によっては「こんなアクションができたらいいのになぁ」と思うものもあるでしょう。
そうしたかゆいところに手が届かないという思いをすることなくJavaScriptで自分でアクションを設定することができるのも魅力です。
[ad]
「Svadilfari」の初期設定
実際にSvadilfariを使ってみましょう。まずはApp Storeよりアプリをダウンロードします。
Svadilfari
Kashiwa Shun無料posted withアプリーチ
あとは「Svadilfari」を開くと、「チュートリアルの開始」という項目があるのでそれに従って設定を進めていけばOK。
Safariで拡張機能をオンにする
Svadilfariはインストールしただけでは使うことはできません。Safariのアプリで拡張機能の設定をオンにすることで初めて使えるようになります。
その方法としては、①設定アプリから設定を進める②Safariから設定を進めるのどちらかで対応ができます。今回はわかりやすい設定アプリからの設定を解説します。
「設定」アプリ>「Safari」>「機能拡張」の順でページを進めていきます。すると、下記の画像のページが表示されます。このページで「Svadilfari」を選択し、トグルをオンにします。するとアクセス権についてのポップアップが表示されるので、2回「常に許可」を選択しましょう。
これでSafariでのジェスチャー操作機能は有効になります。
さらに便利に「Svadilfari」を使いたい人のための設定手順
Safariで拡張機能をオンにした時点で設定の9割は完了しています。ここからはさらに便利に使いたい人向けに解説を進めます。
Svadilfariのアプリで設定できる項目としては下記。
- ジェスチャー
- 除外リスト
- 設定
ジェスチャー
現在登録されているジェスチャー+アクションの確認と新規ジェスチャー+アクションの追加ができます。
ここに登録されているジェスチャーはそれぞれの項目を選択すれば、無効化、ジェスチャーパターンの変更、アクションの変更、ジェスチャーの削除をすることができます。
ジェスチャー一覧画面の右上「+」から新規のジェスチャー+アクションを設定することができます。
ジェスチャーに関しては・プリセット・パターンを描くから設定が可能。その上でアクションを選択できるため、自分が思い描いた操作感を実現することができます。
アクションについては下記の中から選択することができます。
- 「タブ」アクション
- 新規タブ
- タブを閉じる
- 全てのタブを閉じる
- タブの複製
- 次のタブへ
- 前のタブへ
- 「開いているページ」のアクション
- リロード
- URLのコピー
- 上までスクロール
- 下までスクロール
- 「ページ遷移」のアクション
- 前のページへ戻る
- 次のページへ進む
- URLを開く
- 「上級者向け」のアクション
- JavaScriptの実行
除外リスト
ジェスチャー機能をオフにしたいページを登録しておくことができます。このページで登録したページではなにがあってもジェスチャー機能は無効化されます。銀行のログイン後のページなど「戻る」のアクションをしてしまうとページの有効期限が切れてしまうようなところを登録しておくのがおすすめです。
設定
Svadilfariの全体の設定ができます。設定できることとしては下記。
- iCloud同期
- ジェスチャー感度
- マウス/トラックパッドでジェスチャー
iCloud同期は2023年3月現在試験運用中。オンにすることで他デバイスでも一度Svadilfariで設定した内容をiCloudで同期して使うことができるようになるというもの。(※他デバイスへのSvadilfariのインストール、有効化が条件)
しかし、試験運用中のため、公式からはデータの紛失の可能性が示唆されているので、現状オフでの運用がおすすめです。
また、ジェスチャー感度については、自分の好みの感度設定を模索するのがおすすめ。何度かジェスチャー操作を試してみて、思うように操作が認識されないなら感度を上げ、逆に操作したつもりがないのにジェスチャー機能が実行されてしまうなら感度を下げるのがおすすめです。
何度か試して自分の1番操作しやすい感度設定を見つけてみてください。
そして、マウス/トラックパッドでジェスチャーはその名前の通り、マウスもしくはトラックパッドで操作をしている時にSvadilfariを有効にするかどうかを選択できます。iPhoneユーザーにはほぼ関係はありませんが、iPadでSvadilfariを使う人は好みで設定すればOK。
ジェスチャー操作ができるだけでブラウジングの効率は跳ね上がる
僕も実際に導入してみて2ヶ月が経ちましたが、想像以上にジェスチャー操作ができるのは最高です。わざわざ操作をする必要はなくなりますし、2工程以上(例えば、タブ一覧を開いてタブを切り替えるなど…)の操作が必要なくなるのでめちゃくちゃ快適。
それに画面上部に指を伸ばして操作をする必要がなくなったというのも個人的には嬉しいです。
Safariを使っているiPhoneユーザーであれば誰にでもおすすめしたいアプリのひとつです。ぜひ皆さんも導入して快適なブラウジングをお楽しみください。
Svadilfari
Kashiwa Shun無料posted withアプリーチ
[ad]
[ad]